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Q201 家を建てる時、まずどこに相談すれば艮いですか。
直接的な相談窓口には、建築家、工務店、住宅メーカー等があります。
これらの中で窓口としてもっともふさわしいのは、実は建築家なのです。
その理由は、家を建てるための仕事の順序として一番はじめにくるのが設計であり、その仕事を行なうのが建築家だからです。そして、もうひとつの理由は、建築家は工事をしないからなのです。
建築家はこれから建てるべき家の内容について考えるのであって、工事をするのではないのです。工事をしないことによって、建築家は依頼主の考えているさまざまなこと(敷地条件、家の大きさ、工法、工事期間、工事費など)について第三者の立場で客観的に判断をすることができるからです。
建築家は依頼主の話を聞いて、どのようにすれば依頼主にとって一番良いかということを考えます。
建築家は相談を受けたからといって、必ずしも直ちに設計を始めるというわけではありません。そうするのが良いと判断した場合には、話し合いの上、設計業務に取りかかることになるでしょう。いろいろな理由から、工務店に直接やってもらうほうが良いと考えれば、信頼のおける工務店を紹介することにもなりますし、住宅メーカーの住宅のほうがふさわしいと考えられるときは、それをすすめる場合もあります。このようなアドバイスは、依頼主側の条件を総合的に判断して行なわれます。
どうか気軽に私たちの設計事務所を訪ねてみて下さい。
Q202 建物は建設会社が設計して建てるものではないのですか。
建築家が設計した優れた建築が数多く建っています。町を歩いてさがして見てはどうでしょうか。
Q203 建築家に設計依頼したくても、どこに頼めばよいかわからない。
昔なら、家は近所の大工さんが造るものと一般的に考えられていました。近年では高度成長に伴い、住まいづくりも「住宅産業」として捉えられ、雑誌やテレビ等でも、住宅メー力ー等が華々しく「商品としての住まい」を宣伝しています。ショッピング感覚の手軽で高価なお買い物。そんな感覚が定着してきているのでしょうか。
私たち建築家は、家はけっして「買う」ものではなく、自分たちの人生観と住まい方をもって「建てる」もの、「つくる」ものだと考えています。「住めたらいいんだ」と言う人があるかと思えば、「住宅メーカーのモデルハウスへも行ったし、新聞広告も見ているけど、何かうまく言えないが自分の思ってるものと違うな」と言いながら、住まいづくりの助言者を探している人も多いと聞きます。私たちはそんな人たちと一緒に住まいづ<りをしていきたいのです。
建築家は大企業のように宣伝が上手ではありません。ましてやその存在もまだまだ知られておりません。けれども、真面目に住まいづくりと取り組んでいる建築家は必ずあなたのそばにいます。町に優しく住むことの楽しさ、つくることのおもしろさを膝を交えながら語り合える、あなたと相性のあった建築家との「出会い」を求めて下さい。
Q204 大きな建物は建築家が設計しても、小さな規模のものはしないのでは。
規模の大小は問いません。住宅をちゃんと設計してくれる建築家もたくさんいます。
Q205 ローコストの住宅は設計してもらえないのでは。
豪華なものだけが建築家の仕事ではありません。決して諦めずに建築家に相談して下さい。
Q206 こちらは素人なので対等に話し合えない。建築家に主導権を取られそうに思う。
討論会や国会答弁の勝ち負けの問題ではなく、あなたの家づくりで語り合うのですから安心して何事も相談して下さい。
Q207 好きにされてしまうのではないか、心配?
建築家は建築主の意向を無視して設計を進めることはありえません。とにかくお互い気心を通い合わすことが大切でしょう。そのためにも時間をかけて語り合いましょう。
Q208 とにかく面倒だ、住宅メー力ーの方が手軽だ。
そのように思われるのであれば、メーカーに頼まれるのが一番です。
でも本当に一生住む家が規格品でいいのですか?誰にもない、あなただけの生き方と個性があるはずです。
Q209 一度頼めば断れないのではないですか。
いつでも断れます。ただし、その段階までの実費清算となります。また、いつでも断れるからと、冷やかし半分で相談しないで下さい。建築家は、いつも真剣に住宅づくりをしています。
Q210 気軽に電話をかけていいですか。
見ず知らずの人に電話をするのはおっくうなものです。でも心配はいりません。気軽に電話してみてください。何も準備はいりません。何でもいいのです。聞いてみてください。仕事の依頼をしなくてもかまいません。建築家の様子を知っていただくために必要なことなのです。その建築家の人となりも、感じとっていただけます。電話で話をしてみて、あなたの気持ちとぴったりくるものがあったら、今度は、その建築家の事務所を訪れることをおすすめします。
初めての電話では、次のことを伝えてください。
1.自分の名前と連絡先
2.なぜその建築家を知ったか
3.もし決まっていれば、新築か、増改築か、
4.どれくらいの予算で、どんな大きさの家を、
5.どこに建てたいのか
6.一度会いたいということ
7.日時の設定
>>>Q211